【異物検査】アメリカジガバチ-虫の同定トレーニング60
※こちらのコラムには虫の写真があります。苦手な方はブラウザバックをおすすめします。
会社の近くで虫が採取できたので、前回に引き続き同定を行っていきたいと思います。
今回、同定してみた虫はこちら▼
観察された特徴からハチ目アナバチ科アメリカジガバチと推察されます。
アメリカジガバチは体長20~25mm、黒色で橙黄色または橙赤色の斑紋をもっており、黒色の腹柄節が特徴的なハチです。
名前の通りアメリカジガバチは、戦後アメリカから入ってきた外来種です。現在は本州から九州まで生息しています。
人家の壁や軒下など雨に濡れにくい場所に泥を使い筒状の巣を作ったあと、自身の幼虫の食糧確保のために単独行動で狩りを行います。アメリカジガバチは獲物を捕らえ、毒針の麻酔により獲物を仮死状態にします。獲物は巣に持ち帰り、幼虫の餌にすることから「狩りバチ」として知られています。
弊社の異物検査では虫の種類の特定やカタラーゼ試験による混入のタイミング(加熱の有無)の推定が可能となっております。その他、異物の種類に応じた検査も行っております。
是非、ご利用ください。
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