食品微生物検査における自動化への挑戦
近年我が国では、食品種類の多様化、輸入による食品のグローバル化、また安心安全志向への高まりなどに伴い、食品微生物試験に求められる要求は年々増加し、また多岐にわたるようになってきました。そのような消費者や製造者への要求へお答えするためにより精度の高い検査をすることが我々検査員の任務となりますが、微生物分析試験業務は人による手作業が大部分であり、熟練・経験が必要であったり、やはりどうしてもヒューマンエラーのリスクを抱えています。
そこで弊社では、より早くより正確な結果をお客様へお届けする手段の一つとして、微生物検査結果判定の大部分を担う「コロニーカウント」の作業に焦点をあて、「コロニーカウンター(コロニー自動計測装置))の導入」を試みました。
使用機器:KEYENCE 高精度自動コロニーカウンター BC-1000
引用:「KEYENCE 高精度自動コロニーカウンター BC-1000」
こちら装置の導入により、これまで手作業で行っていたコロニーのカウント作業が瞬時に行えるようになり、大幅な時間短縮やまた人によるカウント差がなくなるといったメリットを得ることができました。しかしながら、コロニーカウンターの活用にはまだまだ多くの課題があり、また判定結果から自動で報告書作成までを行うという目標へも挑戦中です。このコロニーカウンター装置を活かし、より早くより正しい検査結果をお届けできるよう努力してまいりますので、今後とも弊社へのご依頼をどうぞよろしくお願いいたします。
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