【異物検査】マルガタゴミムシの一種-虫の同定トレーニング85
※こちらのコラムには虫の写真があります。苦手な方はブラウザバックをおすすめします。
食品検査課のasnmです。
会社の近くで虫が採取できたので、前回に引き続き同定を行っていきたいと思います。
今回、同定してみた虫はこちら▼
コウチュウ目オサムシ科マルガタゴミムシ亜科の一種と考えられます。
マルガタゴミムシの仲間は日本全国で見られ、春から秋にかけて成虫が発生します。
多くの種類で大きさは10mm前後です。
他のオサムシ科は前胸部と腹部の間がくびれていることが多いですが、マルガタゴミムシの仲間はくびれが認められず、コガネムシ科のコガネムシやアオドウガネのようなずんぐりとした見た目をしています。
マルガタゴミムシの仲間はダイコンやカブなどの根部を食害することで商品価値を下げてしまう害虫としても知られています。
地表を這って移動する性質が強いため、野菜の収穫時に紛れ込んで異物として発見される可能性も考えられます。
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