マダニ感染症SFTS マダニ画像集│ヤケヒョウヒダニ、トコジラミ(南京虫)と比較
目次
動物や人間に付着した「フタトゲチマダニ」
近頃、多数の感染・死亡事例が報告されているSFTSですが、SFTSはSFTSウイルスを保有するマダニに吸血されるなどにより感染する感染症です。
「フタトゲチマダニ」は、SFTSウイルスを保有し、人への感染に関与する代表的なマダニの一種です。
マダニの成長段階は、「幼ダニ」「若ダニ」「成ダニ」に分けられます。
すべての成長段階で人間や動物に付着する可能性があり、噛まれるとSFTSに感染するリスクがあります。

動物に付着したマダニ

吸血中のマダニ

マダニ用ピンセットで除去

人間に付着したマダニ除去

飽血した成ダニと若ダニ

死んだマダニ
吸血前や飽血、産卵中などのマダニ

吸血前の成ダニ

飽血した若ダニ

成ダニが飽血して1週間程後、産卵

吸血途中でマダニを取ろうとし、動物の皮膚剥がれる

裏返したマダニ

飽血した若ダニと成ダニ
家にいる代表的なダニ「ヤケヒョウヒダニ」
ヤケヒョウヒダニは、家の中に生息する代表的なダニで、屋内塵性ダニに分類されます。
非常に小さなダニで、肉眼で確認することは困難です。
ほこりや人のフケ、アカなどを餌とし、カーペットや寝具、ソファーなどに多く存在しています。



トコジラミ(南京虫)
トコジラミは、ダニではなくシラミで、別名「南京虫」ともよばれます。
特に注意すべきは、旅行先や出張先でのホテルです。
トコジラミはホテルのベッドや床、壁などの隙間に潜んでいることが多く、荷物に付着してホテルから自宅へ持ち帰ってしまうと繁殖してしまい駆除が困難となります。
トコジラミは明るい場所では基本的に出てこないため、ホテルでは電気をつけたまま寝たり、ホテルでの荷造り中にトコジラミがバッグに入り自宅へ持ち帰ることがないよう、電気をつけたまま荷造りしたりするようにしましょう。

トコジラミ(南京虫)
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