酸化還元電位とは?|わかりやすく解説!

酸化と還元ってなに?

まずは言葉の整理から

  • 酸化とは、電子を失う反応。
  • 例:鉄がさびる、水が腐る。

  • 還元とは、電子を受け取る反応。
  • 例:酸素を吸ってエネルギーを作る。
     
    この「電子のやり取り」が起きる度合いを表すのが酸化還元電位です。
     

    酸化還元電位とは?

    酸化還元電位(ORP{Oxidation Reduction Potential})とは、酸化させる力と還元させる力の差を電位差で表した数値のことです。
     
    簡単に言うと、物質が電子を受け取る(還元される)力の強さを表す数値です。

  • 単位は ミリボルト(mV)
  • 数値がプラスなら「酸化されやすい」→ 電子を奪いたがっている
  • 数値がマイナスなら「還元されやすい」→ 電子を与えたがっている
  •  

    どんなところで役に立つの?

  • 水の品質チェック
  • 水が腐っていないか、安全かを判断する材料に。プールや温泉、飲料水などで活用されています。

  • 健康や美容への応用
  • 酸化ストレスを減らすために、ORPの低い水(還元水)を飲む人もいます。

  • 食品の保存
  • 食品の酸化を防ぐために、ORPをコントロールする保存技術が使われています。
     
    酸化還元電位は、水や環境の「見えない水質」を数値化してくれる便利な指標です。
    科学的な目で水を捉えるとき、ORPという電気的な視点を取り入れてみると、より深い理解が得られるかもしれません。
     
    酸化還元電位についてご相談がありましたら、お気軽にお問合せください。
    >>ORP(酸化還元電位) | 食環境衛生研究所
     
     

    youtube