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食環研コラム

ニンニク(Allium sativum)とウコン(Curcuma longa)の30~90日齢 豚の免疫に対する効果

(ピッグジャーナル1月号掲載)
ニンニク(Allium sativum)とウコン(Curcuma longa)の
30~90日齢 豚の免疫に対する効果
EFFECT OF GARLIC (Allium sativum)AND TURMERIC (CURCUMA LONGA) 
ON DISEASE RESISTANCE OF 30-90 DAYS OLD PIGS

1.序論
 ニンニクは、人で抗菌・抗ウイルス作用と免疫力の増強作用を持ち、感染症を治療する漢方薬として、また循環器病および消化不良の抑制、肝臓保護作用、さらには呼吸器病の予防にも使用されている。ウコンは呼吸器系、胃、胆管の炎症に対する効果を秘めている。最近では、抗生剤に代わる薬草として使用されている。本研究では、動物の生産性を向上させる飼料添加剤としての有効性を確認するため、粉末にしたニンニクとウコンの飼料添加の効果を免疫力、機能構造、腸内細菌のバランスの観点から評価した。

2.方法
 全175頭の30日齢の豚を以下の5つの試験群に分け飼料添加した。

①ノルフロキサシン200ppm (抗生剤)
②有機酸(38%濃縮酸)2kg/t
③ニンニク粉末3kg/t
④ウコン粉末3kg/t
⑤ニンニクとウコンの混合粉末3kg/t

 試験群全頭において血液、糞便を採材した。血液は好中球の貪食細胞の割合と血液生化学検査に用い、糞便は30日齢、60日齢、90日齢時に採材し、大腸菌群、腸球菌、乳酸菌数を測定した。また、導入時の2頭を対照として、60日齢で1群あたり2頭ずつから十二指腸、空腸および回腸を採材し、光学顕微鏡下で絨毛の長さを測定した。

3.結果・考察
 ニンニクとウコンの混合粉末を飼料添加した群は、抗生剤を添加した群と比べて好中球の貪食能が増大した(表1)。また、豚の血清グロブリン値は高くなった(表2)。このことから、免疫力の向上が示された。ニンニクとウコンを混合添加した群では大腸菌群と腸球菌は減少し、乳酸菌数は増加した。ニンニクとウコンを単独または両方添加した群では、抗生剤を添加した群よりも腸絨毛が長かった。最も腸絨毛が長かったのは、ニンニクとウコンを混合添加した群であった(表3)。乳酸菌の増加や絨毛の長さの増加は、腸の働きを促進し増体重の伸びがよい結果と結びついた。
 以上から、30~90日齢の豚にニンニクとウコンの粉末を添加すると病気に対する免疫力が向上し、腸の働きを促進すると結論付けられた。

ピッグジャーナル2014年1月号表1.jpg

ピッグジャーナル2014年1月号表2.jpg

ピッグジャーナル2014年1月号表3.jpg

4.一言
 人の健康において効能が認められているニンニク・ウコンが豚の免疫力向上にも効果があるという結果が得られた内容である。今回の給餌例として、日本においてニンニクを給餌したガーリック豚やウコンを給餌したウコン豚という銘柄が存在する。飼料が特別であるという付加価値に加え、豚の健康にもよいというのは販売の武器になる可能性がある。健康維持に関して補助的な部分であるが、養豚を営む上で選択肢のひとつかもしれない。

Nguyen T.K L. and Tran T. D.
The 6th Asian Pig Veterinary Society Congress Ho Chi Minh City Vietnam September 23-25.2013 OR23

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