賞味期限切れの卵、まだ食べられる?|安全性と正しい扱い方

冷蔵庫の中で見つけた卵の賞味期限が数日過ぎていたとき、 「まだ食べられるのか?」と悩んだ経験はありませんか?
食材を無駄にしないためにも、安全性を正しく理解して判断したいところです。
 
今回は、賞味期限を過ぎた卵の扱い方と、注意すべきサルモネラ菌について解説します。
 

賞味期限が過ぎた卵はいつまで使える?

農林水産省によると、卵は冷蔵保存(10℃以下)されていれば、賞味期限を過ぎても加熱調理を前提とすれば問題ないとされています。
一般的に市販の卵は「賞味期限」が表示されており、これは生食できる期限を示しています。
 
ただし、以下の点に注意が必要です。

  • 生食は必ず賞味期限内に限る
  • 賞味期限後は、十分な加熱(中心温度75℃以上で1分以上)を行う
  •  

    サルモネラ菌のリスクと対策

    卵に関するリスクとして最も知られているのがサルモネラ菌による食中毒です。
    この菌は卵の殻や中身にまれに付着していることがあり、体調不良を引き起こす原因となります。
     
    日本では養鶏場や流通時の衛生管理が徹底されており、サルモネラ菌の汚染リスクは非常に低いとされていますが、ゼロではありません。
     
    そのため、以下の点を徹底しましょう‼

  • 卵は冷蔵保存を厳守する
  • ひび割れた卵は使用しない
  • 賞味期限後は必ず加熱調理を行う
  •  

    自宅でできる鮮度チェック方法

    卵の状態を簡単に確認する方法もあります。

  • 水に入れて確認:新鮮な卵は水に沈み、古くなると浮いてきます。完全に浮いた場合は、廃棄する
  • 割って確認:異臭がないか、黄身と白身が盛り上がっているかをチェック
  •  

    加熱調理ならリスクを抑えて活用可能

    賞味期限が少々過ぎた卵でも、適切な保存と加熱調理をすれば、安全に利用できる可能性が高いです。
    食品ロスを減らしながら、健康にも配慮するためには、正しい知識を持って食材を扱うことが重要です。
    特に忙しい社会人にとっては、ちょっとした知識が日々の生活の安心感につながります。
     
    参考文献
    >>鶏卵 – 達人レシピ:農林水産省
    >>第一回 養鶏問題懇談会委員|農林水産省生産局畜産部(PDF)

     
    弊社ではサルモネラの検査に対応しております。
    ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
    サルモネラ
     
     

    youtube