【JFS-B規格】FSM6:食品安全の方針
今回は、『JFS-B規格 FSM 6 食品安全の方針』について説明します。
要求事項として、『経営者または経営層は、明白、簡潔に文書にした食品安全の方針を持たなければならない。』となっております。
食品安全の方針とは、会社や組織としての食品安全に対する考え方や理念に繋がるものです。経営者または経営層が、安全かつ適切な品質水準を満たすための食品安全の方針を作成して文書化し、従業員全員が理解して取組めるようにします。また、食品安全の方針は適切であるか、定期的に見直しをする必要があります。
食品安全の方針の内容として、以下のようなことが求められます。
・組織が、消費者に対して安全で信頼される食品を提供すること
・関係法令や条例、公正なルールや社会規範を遵守すること
また、従業員が食品安全の方針を理解する必要があるため、以下のような対応が求められます。
・食品安全の方針に関する社員教育を行う。
・従業員が継続して認識できるよう、掲示する。
・朝礼や会議の時に、共有する。 等
食品安全の方針は、組織や従業員が食品安全を意識して取組むための基本となるポリシーです。会社や商品等の内容に合わせて作り、従業員全員がその内容を理解した上で従事しなければなりません。
次回は、JFS-B規格 FSM 7 食品防御についてご説明させていただきます。
>>JFS-B規格 FSM7
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