【異物検査】クサカゲロウ-虫の同定トレーニング10

※こちらのコラムには虫の写真があります。苦手な方はブラウザバックをおすすめします。
 
食品検査課のasnmです。
会社の近くで虫が採取できたので、前回に引き続き同定を行っていきたいと思います。
今回、同定してみた虫はこちら▼
 
 
 
 
 
 
 
 
クサカゲロウ①
 
クサカゲロウ②
 
クサカゲロウ③
 
アミメカゲロウ目クサカゲロウ科の一種だと考えられます。
クサカゲロウの仲間は主に夜行性で、灯火などに集まる習性があります。今回は夕暮れ時に発見しました。
幼虫はアブラムシの幼虫などを捕食することから益虫とされています。種によっては成虫でも同様の食性を持ちます。
ほぼ透明な翅に緑色の翅脈が走り、美しい見た目をしています。
 
クサカゲロウの成虫は春から秋にかけて発生するとされており、12月の群馬県で見つけるとは思ってもいませんでした。
調べてみると、成虫で越冬する種や、気温の変化によって羽化してしまう個体もあるようです。
弊社の異物検査の報告書では、虫の発生時期を記載することもあります。
たまに季節外れの虫が異物検査に持ち込まれることもありますが、身をもって体験できました。
 
>>異常品(異物・異臭検査)はこちら
 
 

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