黄色ブドウ球菌とは?症状や対策を解説!
黄色ブドウ球菌はどんな菌?
グラム陽性、通性嫌気性菌でブドウの房状に見える菌種です。
30℃~37℃ぐらいを特に好み増殖します。
黄色ブドウ球菌は毒素(エンテロトキシン)を生成する食中毒菌の一種として知られています。
どんなところにいるのか?
主に人や動物の皮膚、のど、鼻、腸管、ほこりといった身近なところに分布します。
どんなところから食中毒が起こるのか?
主に手・指などについた黄色ブドウ球菌が食品に付着して食品中で増殖し、それを食べることによって食中毒が起こります。黄色ブドウ球菌は菌自体ではなく、増殖するにあたって産生した毒素が食中毒の原因になります。特に、この毒素は熱に強く、一般的な調理温度では分解しません。そのため、一度黄色ブドウ球菌が付着し、増殖してしまった食品は加熱しても食べられません。
どんな症状?
毒素による食中毒のため潜伏期間は比較的短く、30分~6時間で、主に吐き気、嘔吐、下痢などの症状がみられます。
どんな対策があるか?
手・指をよく洗い、消毒を十分行いましょう。
手・指に外傷がある場合は手袋を着用し、直接食品には、触れないようにしましょう。
食品保管は、冷蔵保管をし、菌を増やさないようにしましょう。
弊社では、黄色ブドウ球菌の検査が可能です。
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