【異物検査】メスアカケバエ-虫の同定トレーニング28

※こちらのコラムには虫の写真があります。苦手な方はブラウザバックをおすすめします。
 
食品検査課のasnmです。
 
会社の近くで虫が採取できたので、前回に引き続き同定を行っていきたいと思います。
今回、同定してみた虫はこちら▼
 
 
 
 
 
 
 
 
メスアカケバエ①
 
メスアカケバエ②
 
ハエ目ケバエ科メスアカケバエのメスと考えられます。
メスアカケバエは3~6月に成虫が発生します。体長は10mm前後で、ケバエという名前の通り全身に毛が生えており、体長に対して脚がとても長い姿が特徴的です。
腐敗した植物質や獣の糞などに幼虫が発生し成長するため、住宅地などではなく自然のある場所で見かけやすいと考えられます。
背・腹が鮮やかな赤褐色がメスの大きな特徴ですが、オスは体色が全く異なります。
全体の形状も異なることから、全く別種の昆虫と勘違いしてしまうほどです。
 
今回はメスアカケバエのメスをご紹介しましたが、同じ日に別の場所でオスも採取しています。
後日、またこのコラムで紹介させて頂きます。
 
>>異常品(異物・異臭検査)はこちら
 
 

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