【異物検査】ユウマダラエダシャク-虫の同定トレーニング34

※こちらのコラムには虫の写真があります。苦手な方はブラウザバックをおすすめします。
 
食品検査課のasnmです。
 
会社の近くで虫が採取できたので、前回に引き続き同定を行っていきたいと思います。
今回、同定してみた虫はこちら▼
 
 
 
 
 
 
 
 
ユウマダラエダシャク①
 
ユウマダラエダシャク②
 
鱗翅目シャクガ科エダシャク亜科のユウマダラエダシャクと考えられます。
ユウマダラエダシャクは開帳およそ40mm前後で、北海道から南西諸島まで日本全国に生息しています。
本州では5~6月と8~10月の年に2回、生垣としてよく植えられるマサキなどに発生します。
シャクガ科の幼虫は「シャクトリムシ」と呼ばれ特徴的な動きをしますが、これは他の鱗翅目の幼虫と異なり腹脚が退化しているためです。
 
ユウマダラエダシャクは農業害虫ではありませんが、他の鱗翅目と同様飛翔能力があるため、異物混入の防止のため防除する必要があります。
 
>>異常品(異物・異臭検査)はこちら
 
 

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