【JFS-B規格】HACCP手順2 製品情報の記述

今回は、『JFS-B規格 HACCP手順2:製品情報の記述』について、説明いたします。
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本要求事項は、『製品の仕様を文書で作成しなければならない。その中には、ハザード分析に必要な全ての製品情報を記述しなければならない。HACCP システムの適用範囲は、製品または製品グループごと、及び製造ラインまたは製造場所ごとに定められていなければならない。』となっております。
 
今回の要求事項では、製品に関する情報をまとめた製品説明書を作成します。製品名や原材料名称、包装形態、保存方法、製品の微生物に関する管理基準等を製品の特性として記載します。
 
製品説明書は、製品の情報(仕様や特性)を明確にし、書面としてまとめたものです。製品説明書の作成には、取引先から入手できる原材料や容器包装の仕様書を活用することも大切です。製品説明書に記載する項目の例は、下記のようになります。製品仕様書を作成したら、内容に問題がないかどうかHACCPチームで確認すると良いです。
 

  • 製品の名称及び種類
  • 原材料の名称や添加物の名称、種類
  • 製造に使用する原材料の全ての情報を記載します。記載内容としては、原材料の名称、仕入れ先、産地などが挙げられます。アレルギー表示の必要な材料は、特に注意して記載しましょう。製造場所によっては、アレルゲンの交差接触があり得る場合、そのことも記載しておきます。また、使用基準のある添加物等の場合は、その基準と使用量を記載します。

  • 容器包装の材質及び包装形態等の情報
  • 製品の特性や規格
  • 安全性や品質に影響のある情報(pH・糖度・水分活性・細菌数等)を記載します。

  • 製品の保存方法
  • 消費期限または賞味期限
  • 喫食や販売の対象者
  • 喫食または利用の方法
  • そのまま喫食可能な製品かどうか、加熱調理の必要性や開封後の注意点等を記載します。
     
    次回は、『HACCP手順3:製品の使用方法の確認』についてご説明させていただきます。
    >>【JFS-B規格】HACCP 手順3 製品の使用方法の確認
     
    JFS規格の概要はこちら → 『JFS-A/B規格コンサルティング・適合証明
     
     

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