【PFAS】暮らしの中のQ&A(フッ素コーティング製品及び水質編)

はじめに

前回の【PFAS】PFOS及びPFOAへの対応ではPFOS及びPFOAの国際的な条約や国内の規制に関してご説明させていただきました。
今回のコラムでは暮らしの中のQ&A(フッ素コーティング製品及び水質編)についてご説明させていただきます。

 

暮らしの中のQ&A(フッ素コーティング製品及び水質編)

Q1:“フッ素コーティング製品”にPFOS及びPFOAは使われているか?

A1:使われていません。
PFOS及びPFOA以外のフッ素化合物が使われています。昔は、フライパン等の撥水・撥油加工に用いられるフッ素樹脂の製造の際にPFOAが使われていましたが、今は使われていません。(法規制だけでなく、企業の自主的な取り組みにより、使用廃止されました。)

 

Q2:水道の水は大丈夫?

A2:水道事業者(自治体の水道局)等が水道水中の目標値※を超えないよう取り組みを進めています。
※ 1リットルあたり50ナノグラム(毎日2リットルを一生飲み続けても健康への悪影響が生じないと考えられるレベルです。)

 

Q3:体に入ったらどうなる?

A3:体外へ排泄されて徐々に減ります。
体に入った量が半分に減るまでの期間はPFOSでは平均5.7年、PFOAでは平均3.2年と報告されています。

 

Q4:目標値を超えた水を飲んだけれど大丈夫?

A4:まだ、わからないことが多いため、PFOS・PFOAの健康への影響について調査や研究が進められています。
目標値を超えていた地域の健康調査において、他の地域との明らかな傾向の違いは出ていません。また、飲料水による個人の健康被害は国内で確認されていません。

 

PFAS(水質、血液、畜水産物)

 

 

次回、【PFAS】暮らしの中のQ&A(食品編)
についてご説明させていただきます。

 

参考文献;
>>環境省ホームページ:有機フッ素化合物(PFAS)について

 

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