新型コロナウイルスとは??今も続く感染と、私たちにできること
2020年に世界中で流行が始まった「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」。
外出の制限、マスクの着用、リモートワークなど、私たちの生活様式を大きく変えました。
最近では「もう収束したのでは…?」と思う人も多いかもしれませんが、ウイルスは今も変異を繰り返しながら静かに流行を続けています。
新型コロナウイルスの流行
新型コロナウイルスは2020年から2023年にかけて「第1波」から「第9波」と呼ばれる感染拡大期があり、そのたびに変異株が確認されてきました。
現在も日本国内では少数ながら新規感染者の報告が続いており、特に人の移動が増える時期に再拡大する傾向が見られます。

出典:https://moderna-epi-report.jp/
症状
新型コロナウイルス感染症は、感染後2~5日で発症し、症状は軽症から重症まで幅広くみられます。(約8割が軽症で自然回復します。)
| 症状の段階 | 主な症状 |
|---|---|
| 軽症 | 発熱、咳、のどの痛み、倦怠感、嗅覚・味覚障害 |
| 中等症 | 息苦しさ、肺炎症状、血中酸素濃度の低下 |
| 重症 | 呼吸困難、ARDS(急性呼吸窮迫症候群)など |
感染経路
新型コロナウイルスは主に以下のルートで感染します。
1. 飛沫感染:咳やくしゃみなどによる感染
2. 空気感染:空気中の微小な粒子を吸い込むことで感染
3. 接触感染:ウイルスが付着した手で口や鼻、目に触れることで感染

特に換気の悪い室内や人が密集する場所では、空気感染のリスクが高くなるので注意が必要です。
感染拡大を知る新たな視点
感染の流行を知る方法は感染者数だけではありません。実は、環境水や下水を調べることで地域全体の感染状況を把握する方法もあります。これを「遺伝子サーベイランス」といいます。
感染者は症状に関わらず、ウイルスの遺伝子を排出することがあります。そのため下水を検査することで、地域全体の感染動向を間接的に把握することができます。

出典:https://www.yamaguchi-u.ac.jp/news/11978/index.html
遺伝子サーベイランスは将来の感染症対策に役立つ新しい感染状況の把握の手段として、活用が進んでいます。
しかし、このように社会全体で感染状況を把握する一方で、私たち一人一人ができる予防も感染拡大を防ぐためには欠かせません。
感染予防の基本
「もうマスクは不要では…?」と思う方も多いと思いますが、予防の基本は変わりません。正しい知識と手洗い・うがい、手指消毒、マスクの着用、換気、ワクチン接種など「日常で続ける予防」で感染は防ぐことが可能です。
「うつらない」「うつさない」を意識しながら日常の中でできる対策を心がけましょう。
【食環研では・・・】
新型コロナウイルスを使用したウイルス不活化試験を実施しております。多種多様な検体に対して対応が可能です。求める効果やご予算に応じて最適な試験内容をご提案いたします。
また、環境水や下水に含まれるウイルスの遺伝子サーベイランスもお引き受けしております。

参考ページ
>>新型コロナ・季節性インフルエンザ・RSウイルス リアルタイム流行・疫学情報
>>下水調査による流行状況監視システムの構築を目指す実証事業に宇部市・山口大学・日本工営株式会社・プロメガ株式会社が採択-新型コロナウイルス感染症の効果的な予測・予防活動への期待-