アルコール(エタノール)消毒のあれこれ
お店の入り口にあったり、家の玄関にあったり、皆さんも一度は使ったことがあるのではないでしょうか。
今や身近なものとなったアルコール(エタノール)消毒に関するあれこれについて書いていきたいと思います。エタノール消毒やアルコール消毒、、、様々な呼び方があり混乱するかもしれません。エタノールはアルコールの一種であり、世間一般で言われているアルコール消毒はこれにあたります。より皆さんに馴染みのある「アルコール消毒」表記でここからは進めていきたいと思います。
私たちが日常で使っているアルコール消毒液は何パーセント?
日常的に使っているものの「濃度」を意識して利用したことはありますか。筆者は職業柄、消毒液を購入するときはラベルなどに記載されているパーセンテージを確認してしまいます。確認したところ、大体が70%前後となっておりました。
ラボで使用しているエタノール消毒液も70%で、厚生労働省の示す至適濃度の範囲内です。
新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
濃度が高ければ高いほど効果も高いわけではなく、70%前後で最大の力を発揮します。
使用期限ってあるの?
コロナ対策として、ずっと置きっぱなしになっている消毒液はないでしょうか。久しぶりに使用する際など、効果を疑ってしまうようなときがあったりしますよね。
様々なメーカーの消毒液を調べてみたところ、製造日時から「3年」を使用期限としているものが多い印象でした。(安定性試験などを行ってデータを得ている場合は添付文書に根拠が記載されている)
しかし、記載がないこともあり使用期限に関してはものによるとしか言えないでしょう。購入する際に確認するのがベストだと考えます。
また、使用期限はあくまで開封前のものに対する期限であること、添加物の種類によっても異なることを念頭に置いておきましょう。
コロナウイルスのPCR検査(ヒト)はこちら→ https://www.shokukanken.com/kensa_cat/sanitary-inspection/coronavirus/pcr/