【JFS-B規格】FSM18:製品表示

今回は、JFS-B規格 FSM 18 製品表示です。
要求事項は、「組織は、取引先または消費者が製品を安全に取り扱い、陳列、貯蔵保管、調理、使用を可能にするための情報を、製品に表示または添付しなければならない。また、正しい情報を表示または添付するための手順を定め、実施しなければならない。」
となっています。
 
この項番は、消費者や取引先が製品を安全に取り扱い、利用するために必要な情報を提供することを目的としています。そのため、最初に行うことは、使用する原材料がどのようなものか(どのような原材料やアレルゲン、食品添加物の情報など)を確認する必要があります。
その情報を加味し、下記の情報に留意し、
 
1) 販売先等の利用者及び対象となる消費者はどの様な方か
2) 生食用、加熱調理用などの製品特有の喫食条件は何か
3) 原材料・調味料などの利用用途
4) 消費期限・賞味期限の設定根拠
5) 取扱温度や方法
 
これらの情報が表示もしくは情報提供の内容に間違いがなく作成・提供できる手順を決めておくことが重要です。
製品に表示する情報については、HACCP手順2 製品の特徴の確認、手順3 製品の使用方法の確認で文書化された製品説明書(規格書など)と関連しています。
 
次回は、JFS-B規格 FSM19 検査についてご説明させていただきます。
 
 

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