腸炎ビブリオ|潜伏期間は?下痢や腹痛の症状が出たらどうすればいい?

腸炎ビブリオはどんな菌?

Vibrio parahaemolyticus(学名)
ビブリオ属に属する好塩性でグラム陰性桿菌の一種です。
水温が15℃以上の環境を好み、至適温度域である35~37℃で特に活発化し食塩濃度の高い環境下でも増殖する特徴があります。また10℃以下では増殖せず熱に弱く真水にも弱い特徴があります。
 

どんなところにいるのか?

主に海水・汽水域に分布します。
 

どんなところから食中毒が起こるのか?

主に汚染された食物を食べることによって食中毒が起こります。
代表的なものとして、魚介類のお寿司や、刺身があげられます。
また包丁やまな板などの調理器具や手を介した二次汚染から食中毒が起こることもあります。
 

どんな症状?

主な症状は激しい腹痛と下痢で、発熱、吐気や嘔吐等の症状が表れる場合もあります。
潜伏期間は、8時間~24時間、主な症状は1日程度で治まります。
 

どんな対策があるか?

よく食材を洗う:腸炎ビブリオは真水に弱いため魚介類の表面に付着している菌を十分に洗いながしましょう。
 
使い回しをしない:調理器具の使い回しをしないようにしましょう。専用の物を用意する、または、都度洗いし清潔を保ちましょう。 
よく手を洗う:他の食材を汚染しない為にも工程ごとによく手洗いをしましょう。
低温保存:腸炎ビブリオは10℃以下では増殖しないとされているので、なるべく低温で保存しましょう。
十分な加熱:加熱不足にならないように中心部までしっかり加熱をしましょう。
 
 
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