ふき取り検査の方法と評価について(リニューアルバージョン)

お客様に安心・安全な商品を提供することは、飲食販売を行う企業様にとって最も大切にされている事項であると思います。弊社では、飲食店様の厨房施設等の衛生調査(ふき取り検査)を行っております。第三者機関による定期的な立ち入り調査は、食中毒事故を未然に防ぐだけではなく、従業員の食に対する衛生意識の向上にも役立ちます。
 
以前、2019年のコラムで、弊社のふき取り検査についてご紹介させていただきました。
>>「ふき取り検査の方法と評価について」はこちら
 
弊社で行っている衛生検査には、大きく分けて検査用スタンプを用いたものと綿棒形式の検査キット(ふきふきチェックⅡ(栄研化学))を用いたものの2種類の検査方法があること、また各検査の詳細な方法についてご案内させていただいております。このコラムの掲載から5年、検査方法の中でふきふきチェック検査の培養の方法が変わりましたので、本コラムで弊社の最新の衛生検査についてご紹介させていただきます。
 

■ふきふきチェックの検査方法■

①ふきふきチェックの綿棒で検査箇所(10 cm×10 cm)を拭き取る。
②綿棒を緩衝液10 mLがはいった本体にセットし、この液を試料液とする。
③試料液1 mLをMC-Media Pad(JNC CORPORATION)に滴下し、インキュベーター内で培養したのちフィルム培地上の目的コロニーをカウントする。
 
ふきふき
 
これまでは、試料液の培養を寒天培地で行っておりましたが、より簡便でスピーディーな判定も可能なフィルム培地へと随時移行しております。
 
現在、検査可能なフィルム培地は以下となります。
(参照:>>MC-Media Pad
 
MC-Media Pad ACplus(R-AC):一般生菌用
MC-Media Pad CC:大腸菌群用
MC-Media Pad SA:黄色ブドウ球菌用
MC-Media Pad EC:大腸菌・大腸菌群用
MC-Media Pad YM:真菌 カビ・酵母用
MC-Media Padサルモネラ:サルモネラ用
 
寒天培地での培養より早く結果をお出しできる項目もございます。
なお、従来通りの寒天培地での培養をご希望であれば対応も可能です。
衛生検査のご依頼を心よりお待ち申し上げております。
 
>>細菌ふきとりページはこちら
 
 

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