【異物検査】ミナミアオカメムシ-虫の同定トレーニング61

※こちらのコラムには虫の写真があります。苦手な方はブラウザバックをおすすめします。
 
食品検査課のasnmです
 
会社の近くで虫が採取できたので、前回に引き続き同定を行っていきたいと思います。
今回、同定してみた虫はこちら▼
 
 
 
 
 
 
 
 
ミナミアオカメムシ①
 
ミナミアオカメムシ②
 
カメムシ目カメムシ科ミナミアオカメムシと考えられます。
ミナミアオカメムシは、群馬県での発生は2023年5月に初めて確認された昆虫です。
 
>>ミナミアオカメムシの発生を確認しました。:群馬県HP
 
体長は12~16mm程度で、成虫で越冬します。
今回見つけた個体は野外で死んでいたので、越冬しそびれた個体と考えられます。
水稲や大豆など、145種類と広範囲に植物を加害する害虫として知られています。
同じカメムシ科のアオクサカメムシと外見が非常に似ていますが、翅の裏側の色が異なる部分が判別のポイントです。
多くの植物を加害することから、野菜類に異物として混入する可能性が考えられます。
 
>>異常品(異物・異臭検査)はこちら
 
 

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