【JFS-B規格】HACCP手順1 HACCP チームの編成
今回は、『JFS-B規格 HACCP 手順1 HACCP チームの編成』について、説明いたします。
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>>【食品コンサルティング】
本要求事項は、
『一定の力量を持つ要員によりHACCP チームを編成しなければならない。』
となっています。
ここからHACCP導入のための7原則12手順に沿って説明させていただきますが、まずはHACCPを進めるにあたっての準備段階となっている5つの手順を順次説明していきます。
HACCPについての概要については過去記事『HACCP義務化に向けて』等についてもご参考にいただければ幸いです。
さて、HACCPを進めていくにあたって重要なのが、専門チームを作り、誰をグループに入れて推進していくか、ということです。HACCPを推進するにあたって、工程を漏れなく洗いざらいして危害分析を実施する必要があることから、製造・加工部門、品質保証、品質管理部門、施設・整備や製造に用いる機械器具のメンテナンス等工務部門の担当者等、可能な範囲でさまざまな専門的技量を有している者で編成することが望ましくなっております。
また、チームのリーダーとして、製品に関する知識や専門的な技術を持ち、製品の特性や工程の知識がある食品衛生責任者、食品衛生管理者等で、社内の意見を取りまとめられる人が着任すると、円滑にチームで決めた取り決めを現場に落とし込むことができるため適任です。
なお、組織内で食品安全やHACCPに関して知識や専門性が不足している場合には、補うために何らかの措置を行う必要があります。外部研修を受けて知識を習得するのももちろんですが、外部の食品衛生の専門家等をチームに入れることや、助言を求めるルールを作るなどすることも有効です。
次回は、ハザード制御(HACCP)の『HACCP 手順2 製品情報の記述』です。
>>HACCP 手順2 製品情報の記述
JFS規格の概要はこちら → 『JFS-A/B規格コンサルティング・適合証明』