(株)食環境衛生研究所(食環研)は、食の「生産者」から「消費者」まで・・・人の「安全・安心」と「命」を守る企業です。 English page | Shoku-Kan-Ken,inc.

どうぞお気軽にお問い合わせください TEL.027-230-3411 営業時間/平日8:30~17:30(土日祝 休)

ニューストピックス

2020年10月16日

【ノロウイルス】アルコール消毒液に不活化効果(大阪大学等の研究)

 大阪大学の研究グループは9月28日、英国科学誌の「Scientific Reports」にて、pHを調整した消毒用アルコール(本稿ではエタノールのこと。以下同じ)にノロウイルス(ヒトノロウイルスのこと。以下同じ)をほぼ完全に不活化する効能があることについて確認したことを発表しました。
 ノロウイルスは体外で増やすことができなかったため、これまで消毒効果についての有効な実証実験ができず、ノンエンベロープウイルス(外側がタンパク質の膜でできているウイルス)の特徴からアルコールや界面活性剤等の不活化効果は期待できないとされていました。しかし、本研究では、近年の研究により確立された、ヒトiPS細胞から作製した腸管上皮細胞にてノロウイルスを増殖する方法を用いることで、実証研究が行われました。
 簡単にまとめますと、以下のこと等が明らかになっております(一部抜粋したものです)。

・GⅡ.4型のノロウイルスは中性条件の通常のアルコール(70%)でも不活化されたが、他の遺伝子型のノロウイルスには効果が無かった。
・酸性条件下(クエン酸を添加)に調整したアルコール(70%)は今回実験したノロウイルス(GⅡ.17型も含む)に対して有効で、ほぼ完全に不活化された。
・アルカリ性条件下では、酸性条件下のアルコールよりも効果が落ちるが、一定の不活化効果を示した。ただし、容量の割合次第では、ノロウイルスはほぼ完全に不活化された。
・環境中の汚れを想定して有機物を添加(消毒液の阻害を起こすものを入れた)した条件で
消毒効果を検証した場合、酸性条件下のアルコールでノロウイルスを不活化することができず、消毒効果が阻害された。しかし、硫酸マグネシウムを添加すると不活化効果が改善され、ノロウイルスに対してのアルコールの容量を増した状態で検証した際にはほぼ完全にノロウイルスが不活化された。
・市販アルコール製剤を用いた実験では、同様な組成のものであっても効果があるものと無いものがあった。

 今回の研究で、アルコールによる消毒でノロウイルスが不活化されることが示されたことで、これまで塩素による消毒がしにくかった手指や場内の金属部等に対して、消毒が容易になってくると思います。
 しかし、嘔吐物等の大量の有機物が残っている場所に対しては、アルコールの濃度は70%で最大の効果を示し、薄めてしまうと効果が発揮しないことから大量にまく必要があるため、濃度をその場で調整できる塩素による消毒がまだまだ有効だと考えられます。また、市販アルコール製剤も効果があるものと無いものがあったという結果になっていることから、対策に使用する場合はご注意ください。


弊社ではノロウイルスの検査をやっております

ニュース & トピックス 一覧へ

検査項目

食品分野
食品分野


1. 食品表示成分検査


2. 安全性確認検査


3. クレーム対応・付加価値検査

環境・衛生分野


1. 衛生検査


2. 環境検査


3. 資材・廃棄物検査

畜産分野

新型コロナ対策(お役立ち情報)

セミナー・イベント情報

お役立ち情報

ISO17025 認定検査

用語辞典

病気

コラム

採用情報

食環研Blog

ページの先頭へ戻る



株式会社食環境衛生研究所

【本社】
〒379-2107 群馬県前橋市荒口町561-21
TEL:027-230-3411 FAX:027-230-3412
【食品医薬品分析センター】
〒379-2104 群馬県前橋市西大室町1228-1
【品質管理センター】
〒379-2106 群馬県前橋市荒子町643-4
【東京オフィス】
〒105-0004 東京都港区新橋1丁目5番5号
国際善隣会館 6階A
TEL:03-6264-5313 FAX:03-6264-5314
【東北営業所】
〒981-3341 宮城県富谷市成田2-3-3
TEL:022-342-9614 FAX:022-342-9615
【高崎営業所】
〒370-3334 群馬県高崎市本郷町66-1
【西日本営業所】
〒790-0925 愛媛県松山市鷹子町716-2

・国際規格 ISO/IEC 17025:2017
・登録衛生検査所 第41号
・計量証明事業 環第51号
・GCP 29動薬第1665号-3
・GLP 元動薬第2730号-3
・GLP 24消安第4322号
・GMP 29製造薬第399号
・GMP 元製造薬第442号
・学術研究機関
・届出伝染病等病原体取扱施設
・実験動物生産施設等福祉認証17-015号
・GMO二種使用等拡散防止措置確認

会社概要
  • 地域未来牽引企業

  • 事業継続力強化計画

  • 採用情報リクナビ